染谷樹
綻ぶ歩幅を
淡く踏む
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靴を題材として、機能を活かしたジャグリングの可能性を探る
「靴」をジャグリングの文脈で扱う。靴は一般的なジャグリング道具と異なり、機能を有したプロダクトである。 特に「履く」という用途は人の営みにおいて欠かせない行為であり、故に靴は物それだけで身体を想起させる力を持つ。それを形状を捉え扱う技術であるジャグリングにのせることで、意図された役割を超えた挙動を引き起こし、躍動する人間を映しだす。
本作では、ジャグリングを通じ靴の上に現れた人間とのコミュニケーションを探る。
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靴を前にした僕らは、そこに人の姿をみる。 それは子供であり、働き盛りの男性であり、老婆である。 その身体は、姿勢は、捉える人によって違うだろう。 靴はその姿の代理であると同時に、あなたの思考の現し身である。
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Date
2020/5/9(土) 13:00-
2020/5/10(日) 13:00-
Venue
浄土複合 1F
Props
靴
Profile
染谷樹
1993年生まれ。架空カンパニー あしもと所属。2012年大学入学時にジャグリングと出会い、シガーボックスを始める。現在は物体と⾝体が与えるイメージと記憶のあり⽅に関⼼を抱き、靴や木枠といった⽇⽤品を扱った実験的なジャグリングも試みている。
架空カンパニー あしもと
「人の意思は足元に宿る、物語は足元から始まる」を掲げ活動するジャグリングカンパニー。⽇常から半歩外れた挙動であるジャグリングの、その物体と⾝体の異質で奇怪な関係性を利用し、⼈々の記憶を変質させる作品をつくる。
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